くつぞこちゃん

記事一覧(13)

ひとり連想1000本ノック

随時更新1.痛覚にだけ現れるオーロラ2.カレイドスコープの飼い幽霊3.彩度をすこしずつ零していた4.天球の融点5.名前のぶん空洞の神さま6.心臓ひとつ溢れさせるくらいのお砂糖で7.どの雨にも青が潜んでいる8.夜ごと胸に降り積もる宇宙9.骨にしみる更紗10.きみの呼び声で縫われる呪文11.かわいい呪いの結びかた12.不可視は何色から始まりますか13.冬は星ぼしのゆりかご14.天使の蛹が白いこと15.春で汚れてしまわないよう16.黒猫のドレスコード17.花を編む専門の魔女18.枷のように降る桜19.毒にも牙にもなれない嵐20.夜を漉いたようなブルー21.君を通り抜けて君のにおいがする今日を22.太陽の3段フリル23.スカートの裾、春の尾、24.恐竜の背にガーランド25.傷つけられるための余白26.征服欲はベルベットの手ざわり27.夜を弾く、星が絡まる28.喉で引っかかっている二日月29.まばたきが冥闇を押し上げて30.プリズムの満潮31.六等星の滴り32.夢路から向こうは濁っている33.眠りには水彩を溶いておいて34.致死量の彩度35.悲しいときに羽ばたかないで36.レースもようのC.Q.D37.雨がわたしを結んでいく38.心臓はきみが眠れるくらいの空洞39.月のほかに火をしらない40.冷たくて聞こえない光41.春雷を嬰ぐ42.雨音がふりつもるたびきみは深くなる43.この透明に歌を混ぜないで44.静謐を燃える花45.萼としての睡り46.まなうらを泳ぐマジョリカ47.光よりも速い逆夢48.娼嫉のきんいろに染まる様49.水母に浸む盈月50.無音のかがやきは一斉にこちらを視て、それから51.閃光の羽音52.空気のひびれに結晶する畏怖53.新月のかま首54.prismatic luminosity55.その蔑みはセレスト・ブルー56.崇拝の彩度を上げろ57.箒星の群晶58.愛を容れるための呪い59.きみ以外の夜がいない檻60.皮膚に映写される新月61.レースドレスの瘡蓋を剥いで62.このこころをうつわにして泣いて63.きみのかたちに空っぽのわたし64.青い傷で埋まってゆく夜明け65.まばたきで明日をこじ開けて66.ひかりが通るための瞼67.ぼくら夢を等分するために68.キスばかり速度を上げるね69.きみの歯形で欠けてしまう寂しさ70.もういらないくらいの愛や愛71.きみがこぼした光のうえで眠れる72.シューゲイザーと人魚の姫さま73.黄色いステッチでモールス信号74.愛が入らない器なんてない75.太陽のほつれを引いたら76.花弁を裂くように撫でてよ77.止め処がない星雨78.あなたの胸でも光る丈夫な火を79.噛みついたかたちに月が歪んで80.潜ませるにはチェリーフレーバー81.頭上にある方が紛い物の天国82.海中ねじまき83.欠けが深いほど増す糖度84.「でももう愛しちゃったのに?」85.虹色展開メランコリ86.電車に乗って深海をひかって87.夜景のひとつくらい未読でも88.ポピー畑の蛇たちが89.エンゼルケーキにふさわしいカラーコード90.雨を吸っては手を翳しては91.一番星の尾ひれ92.数えていた羊が瞬く間に魚になって93.夕焼けの濾過94.そこかしこに軋む桜95.古代魚のグリッター96.膨らむ断虹↓New97.天使のひかりの切れ端が98.プリズムが地を這った迹99.白木蓮と泥の舟100.チュールレースに似た砂煙101.掌が夜を模す102.月は硝子より小さな粒子103.

お題箱より

行方不明のログは徒野の塔子さんから頂きました ありがとうテーマは頂いたものなので、セットタイトルとして以外に使用するのはご遠慮くださいベッドの中に花畑を隠して太陽に必要なのはフリルとビーズjeweled blank>フルーツサンド花の重みで消える幸福だれの魔法も守らなくていい永遠の継ぎ目をなぞる>まふゆりぼんむすびの神様ベッドに放たれる花束抱きしめられるようふたりに生まれた>ばらばらのほうがいい今日を今日ではなくすためゆうれいに相応しい愛の言葉寝室に海が満ちた合図>常夜灯ルージュ・コンフィズリ水母か蛹かニュームーン鎖骨を下りてゆく夕やけ>お黙りレディ色彩、という穢れ落ちた空がすこしずつ火になってきみがいることを夏と呼んだの>秋を孕むな途切れた輪の上でだけ会えるよいつかきみになる空洞たちへおなじかたちの永遠違い>たいようとつきダイヤモンドの被膜かんむりを編むように振るうたましいを縒る>プライドリボンの端から広がる国終わり方を知らない呪文たちさよならだったことのある雨>夢の続き----------------------↑2021.8.14更新分水底にお砂糖の万華鏡目にしみるアイラブユーばかり名前のかたちをはみだして、>レモンばかりが降り積もる恋まなざしが薄く発光する、透明になる灯すように息を摘み取るわたしを閉じるときいつもレモンの匂いがする>限りなく愛に近いなにか音速の色彩たち光の継ぎ目が綻んでゆく極彩に咲き懸かる透明体>「川辺の翡翠」君が燃やしてしまった雪見えないものを汚すオペラ「がらくたのはした愛」>今日も明日も影を踏む落下していくあらゆる富「いとおしいと嘘をついてて」君を知る前、366日巻き尺のリボンと星殻でわたしを侵す呪文をその睫毛が堰いている3秒前わたしだった君のメロウ>宇宙と君の破壊衝動わたしと呼吸が分かたれたとき砂丘にはためいているネグリジェ太陽にもフリルは必要>あなたの描く9.5mmの晴天腐食した雷が喉もとまで根を張って雨よりも澄んで不透明「飾り羽も野いばらも同じ」>君は僕がきらいだろうマグカップのふちに引っかかっている言葉日ごと遠くなる「またあした」すべての透明に色がついてしまう>あなたのことがすきメビウスの輪をゆくメリー・ゴー・ラウンド日ごと透明度を増す閃光振り下ろされる睫毛に息も出来ない>貴方に捧げる祈り音のない青い呪文鍵穴に結晶する幸いあなたよりやさしい呪いはいらない>運命でしかはなれられない何を溶かしても透明な昨日横顔のかたちに切り取られた青薄まっていく夏を飲み干して>「14歳のサマーソーダ」水陸両用U.F.Oポニーテールが人魚みたいさかさまのノスタルジーお好きな魔法を歌ってあげる>サンボンリボン火花の正しい砕き方ただふたり氷砂糖をころがしてリボンがなければ蓋は開かない>マーマレードジャム羊の皮、毒もつ鱗、うす桜どのあら野にも雨露を敷く輪郭と光を見分けられないまま>「ベアフット」 チヨコレイトの大災害匿っているエディブルレターばけものにはビスケットの粉々を>今日のおやつこぼれた未来が永遠を名乗っては夜毎嵐くるむ繭こんな虚ろを雪だと云う>ミルククラウンブルーライトの金星とふたり海を湛えて私を見ないできみの呼吸が天井を星図にしてゆく>ねむれない夜の明度「月がきれい」を反射する電光とショコラート春は地表から涌き出で、積もり、胸を潰して>めがねの君ただの呼吸じゃ幽霊にもなれない灰と呼ばれるまで蕾だったもの野良の火が私を燃やすよ>死んだいくつもの面影に接吻灰のひとつぶずつ花片のように空洞に注ぐための種火燎原に珊瑚は生るか>死ネタわたしを端から四季にしていくfluffy femme fataleフリルとリボンを体現すれば良いのでしょ>新しい色の爪先飛行機は渡りのいちばん星まだ外殻を持たない恋折り畳んだ羽は空白を湛えたまま>ポストプリズムの粒子が揺らぐシトロン・ソーダ・ドレンチェリー幸福の融点、水溶性>あなたの呼吸がうれしいの光に温度をつけることドレミファの洪水あなたはわたしのあかるい孤独>嵐の夜 きみの匂いがさよならに染み付いている耳鳴りが端からちょうちょになって昨日はお砂糖の味だった水>指切りあなたを真冬にしてあげる冬は水晶の気化した群れうまれる前抱かれていた冬>冬がくるね欠けてゆく月を眠りで埋めたらまばたきは花の降るように銀の色は昏い夜>夜汽車なだらかに沈んでいく明か星人さし指に朝が溜まる睫毛にかかる霓暈>夜の羽根きみの空洞にちょうどいい透明夜を手繰る栞としてラブソング・スーパーソニック>しまわれない扇風機より 細胞核のオーロラが波打つそのまばたきはあらゆる星の融点朝を曳くユニコーン>スパンコールのあしあと早生の入り日が滑り落ちてくわたしを覆う海境が滲んで催花の玻璃>銀竹(ぎんちく/夕立)体温で溶けるフローライトオーロラが揺れるより眠たいわたしが触れるまでうたわないで>モッキンバード胸に棲まうか、目だまに睡るか唇に雨を隠しているねいつかだった今を光らせて>夜のいきもの夏がすこしずつひびわれては光るひと声ごと暗くなる睫毛の影ほどかれた傷が鳴り止まない>風鈴の音ギンガムチェックに陽だまりを引っかけて君の匂いになれない欠陥お皿に群れるビスケットたち>今日はいい天気なので、なにもかもお休みにして寝ます夜をかき混ぜたシュプールあるときはしっぽ、あるときはリボンクラブナイトとシンデレラ>長針と短針ポルカドット走る流星さみしいときにさわれるまぼろし「わたしが海でも掬ってくれなくちゃ嫌」>すきな香り降る水は透明な火の卵百色で同じ言葉を言ってあげる雨より遠くにいかないで>梅雨と夏と紫陽花(と二宮匡貴)「お砂糖は宇宙」と唱えて4つ夕景が苺の蕾に沈んでく君が射手座だったとしても満月は欠けない>カフェでモーニング渾天儀にこもれびの流星を夏を塞ぐつめたい手眩むたび青が深くなる気がしてた>ラムネ指で拭える呪いが百年あなたを抱くようにしおからい睡魔の羽ばたき息継ぎが暗やみに上手く混ざらない>あなたの名前がついた口紅ひこうきは星座の部品子守歌が息をする暮れなずむ、の欠片を鳴らして>眠りにつく魔法口癖に花の模様が増えていくかき集めた陽の光を冠にしてまだ神さまの鼻歌だったころ>うさぎeasy dizzy氷の中で跳ね回る光が割れないようにただの真夜中、という名前>ジャズとお酒コーヒーの澱みにもこもこの妖怪午睡を光れアストロノーツきみに会うためのドレスコードが剥ぎ取られて>ひつじの夢ポルカドットで踊るフォーク空腹に効く君の小言カトラリーの運転手>おいしいレシピ〜サラダチキン編〜コップ一杯の海を染めて胸に日照りの種喉もとに月が溜まる>朝顔あなたが生んだ虹くらい覚えててまるい雨はビブラフォン朝顔が人混みに掠れたまま>水風船野うさぎに羽は与えないで小さな真冬と手飼いのまぼろし鱗のエメラルドをあなたには剥いであげる>りんごたべたいプレシオサウルスの永いまばたき結晶の遠浅が対岸まで続いて幽霊よりも塩からい夢>水の色スポンジケーキに野ばらを咲かせて音にならない文字はうす紅傷には満たない小さな欠損>ローズポリクローム・アトモスフィアまだ今日になれない昨日を捨てながら前髪に絡まる星、星>なにも言わずにすれちがう日ごと膨らむわたあめの怪獣恋が五感を追い越してしまう「涙が真珠じゃおいしくないよ」>わたしのこころに棲んでいるまだ色を注ぐ前のフローライト「濁れば濁るほど甘いの」割れた虹が流れている身体>少女リボン結びで苦しくなれない母音に魔法を混ぜている呼吸のたびきみを花に埋もれさせてしまう>まじない空腹に詰め込む100のキス「二人のひみつ、きみの正体が幸福ってこと」わたしの余白がきみの形をしていたから>レオマオお題さっき捕まえた蛹が手の中で夜になっている薄い海が降っていた制服の下に隠したとげが>初夏 について鍾乳石が花をつける速さきみの背中に夏の大三角を探すこと火星の裏へは小舟でお行き>安らぎ について不可視の色を何と呼べばいい君の澄んだ失望に環をむすぼう心音が鎖のようにこぼれ落ちて>及川徹の夢女お題瞼のうらに星のない夜を見ている愛なんかで触れないで吸って吐く透明を楽園と呼んでいた>ヒロインになれない女の子衛星を縛るリボンきみで身体を薄めてほしいよ雨よりも眠たい寝息>ペーパーナイフ心中揮発するオーロラをくぐる度手織りの魔法で捕まえて太陽はポップコーンの集合体>好きな匂い羽化した春が透けているlittle novas花かんむりの白が燃えているみたい>若草神さまの指がうたえば抱きしめるための稲妻胸ポケットに棲む天使>ピカチュウ透明な火で結んであげるふたり同じ影が痣みたいに広がって入り日の下で息をして>大倶利伽羅の夢女お題燃える海に見下ろされている花の匂いで縛り付けないで更新されていく生まれ変わり>夏のさまざまな色について お化けの歌う「夢ならば覚めないで」オーロラの寝床から昨日が青くなってゆく>眠れなかった夜のことまぼろしを吸って吐くチョコレートに蒔いた種子短い呪文は悪い魔法>トラウマ一つずつ海を失ってく水溶性シグナル・レッド夢がうるさくて聞こえなかった>夜明けについて満月を削る無音痛覚に聖域が雪崩れ込んで振りかざす慈悲がまるでステンドグラスみたいに>神様のいない日キャンバスの名はシトロンあなたに聞こえなかった光たちが膨らんでく春を飼ってた>片思い眠りが降るのと同じ速さ恐竜はロリポップの花束を手に春まではあと3曲>都バスまどろみの青い濃淡あの火が過ぎた胸がずっと灼けたまま気高さと幼さが同じ音階で>サファイヤの毛並零すように夜を割るブルー映画一本分の羽ばたきの下ばら園のピアノが乾かないうちに>午前5時半もぐらの巣穴から見る間に花が溢れ出して目が覚めるといつも失くしてしまう名前テラリウムで惑星を飼うための10か条>あなたのこと拭い忘れた前世が鳴る跳ねる雨の銀、白、銀あなたの清らを何に喩えても息が出来ない>むらさきのすみれ吹き出しの余白に植えるナズナビスケットみたいなフリルの中うつわに群れるは背徳の彗星ども>夜に眠くなる前にあばら骨を鳥の羽みたいと笑う真冬の罅を舐めてゆく春、春よ空洞のための羊毛・綿飴・今日の夢>花盗人胸はいつも花びらの形に潰れていった待ちぼうけの嵐を撫でてよ模様になるには拙い言葉で>3月目に見えるすべての悪魔たちどの星にも"I love you"の在庫がない「虹なんて撒き散らすためにあるんでしょ?」>光の三原色春のえりあしを触ったねポケットに入れてあげたい鼻歌食べかけの四季でもいいからちょうだい>二宮匡貴 春われわれはみな試験管に注がれた海である音になれば魔法、という綴り運命は新芽みたいな匂いがする>香水鈍器と凶器とフリルと刺繍信号に愛とか恋とか混ぜないで沈むにも浮かぶにも必要な金貨>チョコレートこんな空白をまばたきで呼んで幽霊のしっぽは三拍子うまれるならいつか太陽が錆びる日に>プロブレマティカ群生している十六分音符眠りをかぶせてくれる魔物きみは抱きしめるための形をしてるね>黒テレポーテーション・ランデヴー無垢の皮をだめにして「リボンはほどいてしまったでしょ?」>ショートカット1980円でも魔女の祝福エメラルドに水中都市が透けて見える虹が堕ちたら迎えにおいで>ドロシーの靴