singin' in the glaring hell


火の群れを花に喩えるような毒
星を飲むほど透ける湖(うみ)
首すじを雪崩れてゆくオーロラ
花畑ひとつぶんのロリポップ
夜を曳く発光体
ため息ごと彩度を上げて
ただ極彩色という名の嵐
なみだは発泡するように、発光するように
わざわいの毛並みを撫でてくれ
惑星の燃える音を解いてよ
海が降り注ぐような愛で
永遠はきみがくれるクッキーみたい
バスタブに銀の焦燥
夜の底に溜まるシュガー
動脈は彗星の軌道
"L"の発音はラズベリーフレーバー
文字を持たない声が甘く沈んで
口うつしで消えていくこころ
歌にリボンをかけられる
かきまぜた宇宙が爆ぜて祝うよ
背骨に光るはハートマーク
引きずり下ろした星座で描く
まばたきが生クリームの匂いになるほど
ストロベリー、或いは明星
睫毛の隙間から朝焼けを連れて
この愛以外に何が光るの
知らない熱は知らない銀河
ふれられるしあわせのすべてよ、君よ
Tシャツから宇宙がほつれて
即席の呪文が愛に似ている
冬が溶けているから青いの
ちいさな君の国境が燃えたつ
夜のいちばん透明なところで溺れながら


happy birthday
Leonardo Watch
2019.5.14

0コメント

  • 1000 / 1000