吐いた空気がたてがみになる



たまごから王冠への階調
光の可触化
文字の中では息は出来ない
空洞が分光されてく
あめつちの結び樹
天使の素粒子
ソーラー・ゴースト
牙は神様だった名残り
the absolute radiancy
その欲望は水晶に似ている
百獣の恒星
火を撫でるようなまばたき
猫目サファイア
存在のない信仰
フラワーベースに名前を溶いた
「羽が見えないなんて嘘」
雨を知らない猛獣へ
光集く獣苑
首すじは薄い硝子の造花みたい
孵卵器のユー・エフ・オー
虹の番いの棲み処を知ってる
災いと蜂蜜の見分けがつかない
雛鳥を尊んで付けた名前
ダイヤモンドは青い化け物
星湧くたてがみ
骨に嵐
蹴飛ばすと甘くなる
砂飲む鯨
夏を濡らして光っている
繭のなかのライオン
広い広い無音
満天の太陽の下
閃光がほどけない
溺れる火花
つまさきに天体の宿り
拾い集めた春を春にして
鳴らない涙
隕石の集う街
薄青い朝が割れる
君が眠れるように残らず光を潰しておくこと
猛毒をキャラメルひと粒みたいに言う
chromatic null
夢裏夜行
至純の堆積
小さな酸素にリボンをかけて
呪文がわたしを束ねている
砂まじりの花殻
鱶と翼
どんな曲線より美しいまぶた
ブラックホールはひまわりの中
毛皮被った無垢
悪魔の涙を舐めるため
両眼にファイアオパールの象嵌
月は希みを受ける器
goody-fizzy
日陰の月にて
変光星がわたしを塞ぎますように
憂うつの晶癖
暗やみは舟の形をしている
頭の中に太陽が巣食う病
色生む獣
翅脈には宝石の種子
ベッドルームを魚が過る
牙をくぐれば夜は虹
泥の海にて月を仰ぐ
あなたに幸福の名をあげたかった
象牙と錠と蛇苺
プラチナ巣守
つむじに銀の糸
こんな不出来な崇拝を嗤って
胸は日照りのための雪原
青く遠い空洞
わたしの砂漠に眠りにおいで
慈愛もショコラも毛羽立って
RGB disdain
琥珀糖に灯虫を鎖す
オズへは雨のコンクリートで
宝石を散りばめながら走ってく
流星群の発芽
噛み跡がはくちょう座に見えたの
目の丸みが鯨の背と同じだった
春を灼き胸を潰す
首を絞めるように髪を結う手
雷の角を数えて眠った
dazzling evil
轍が海になってゆく
おまえの透明に塗り潰される
エクレールは尊びの具現
まるで戴冠のように結晶する
落雷みたいに汚して欲しい
あなたが宇宙のままだったなら
底なしのセレストブルー
棄てるならナズナの群れのある丘に
世界一清らかな錆
生きるたび透きとおってく
うまれる前エメラルドだった鱗
真夜中に祈りが白く浮標している
花の数だけ笑うなら僕らありったけの春を呼ぼう
あらゆる祝福を攫って
吐いた空気がたてがみになる

オーロラ片

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