a sacred luminary


a sacred luminary
蔑みの光沢
発光という赫威
つぼみと蛹が同じなら
そのつむじが北極星と信じた
似合いの獣を探した百年
あなたにあげる欠損を集める
清い呪い
ぼくの空洞で鎌首擡げてくれないか
あらゆる宝石の集合体

星にはみな根があるものよ
円環は慈悲を持つ
月の裏にて砂になる
雨はうつわに注ぐ尊厳
ガーネットにルビーの侵食
プラネタリウムみたいな声
すべての芽吹きを持って帰るよ
星座になれるただひとつの生きもの
海を均して火を織って
プラスチックの天球にて

君の名は神さまを呼ぶ呪文
楽園に雨の教え
空を抱えて眠っている
いま連星のあたりを過ぎた頃
睫毛を銀糸と疑わぬ
瓶詰めの銀波
澄む軋み
サイダーの結晶化
泣けないぶんだけ海を飲む
二日月のほころび

従順なジェリーフィッシュゴースト
薄めた貴石を胎に注いだ
羽角に光の巣
もっと踏み躙るみたいに呼んでほしい
清らな綻び
「あなたが鳴らして」
Noah's Aquarium
綿菓子製額縁
デジタルアンティック
ありあまる斎い

ウォーターミントを天使としよう
無色透明の担い手
cottoncandy faith
慈愛のうばら
研がれるたび空気にとける
あなたが縫った呪いを誇らしいと思う
花や憂いやウォルナッツ
ガラスビーズ層の心を以って
白く白く四季を灼く
暗やみがうまれる前の日のこと

グロッケンシュピールの足音
鮮鋭なる拉ぎ
溺れる大気
直刃と透けるモスローズ
濾過した朝を掬い上げて
一角獣が翔んだあと
人型白夜
砂の城の悪い魔女
まるい冬を舐めているみたい
good night, twilight.

ダイヤモンドは砂を生む
祈りを描いたような頸
flowering gloria
薄く平らな一等星
海の誕生日
施与と磨滅で布を織る
グリッターまみれの畏怖
「幻日に誓うよ」
宿るオーロラ
スプーンに海と金貨と灯台を

もうチョコレートになれない水
ドロップのための虹抽出
氷砂糖から歌が鳴る
尊厳のルース
ガラス質の予知
飛行捕鯨船
名前だったよってあなたがいう
砕かれた冒瀆がきらめく
この身体を夜と思えばいい
檻の名はペタルスコール

「空気にふれるとき君と思ってしまう」
たしかにあれはオーロラの気配
清濁の展開図
歯形のついた永遠
定義の採型
眼睛に鎖すビル群
小鳥の行進
咲くような足あと
レモネード潜水
ダイヤモンドのお砂糖が降る

あなたが透明と思うものすべてを教えて
a sugared cryptid
その横顔は星の流れていったあと
銀の色は可視の永遠
尊びのひと粒ずつ
雪虫街灯マイクロムーン
光よりふたつ速い手紙
銀蛇とソーラーウィンド
月面浮標
あなたが廻す星でしか眠れない

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